年金についての「疑問・悩み・問題」を解決できる情報満載です。過去に頂いた年金相談にも回答しているので、是非、参考にしてください。
年金ノート
HOME » 遺族給付 » 遺族厚生年金の支給要件

遺族厚生年金の支給要件


遺族

第2号被保険者が亡くなった場合、遺族厚生年金が支給されます。

また、一定の条件を満たせば、現在は厚生年金保険の被保険者でない者が亡くなった場合にも、遺族厚生年金が支給されます。

この遺族厚生年金を受給するには、下記に説明する短期要件か長期要件のいずれかを満たし、さらに、遺族の範囲に該当する遺族がいなければなりません。

遺族厚生年金の短期要件

短期要件を満たすには、亡くなった者が、次のいずれかに該当する必要があります。

  • 厚生年金保険の被保険者が死亡したとき(失踪の宣告を受けた被保険者であった者であって、行方不明となった当時に被保険者であった者を含みます)
  • 被保険者資格喪失後、被保険者であった間に初診日がある傷病により、当該初診日から起算して5年を経過する日前に死亡したとき
  • 障害等級1級または2級に該当する障害の状態にある障害厚生年金の受給権者が死亡したとき

さらに、短期要件の場合、障害年金と同様に保険料納付要件が必要です。

その際、「初診日」を「死亡日」に読み替えてください。

障害厚生年金の長期要件

長期要件を満たすには、亡くなった者が、次に該当する必要があります。

  • 老齢厚生年金の受給権者または老齢厚生年金の受給資格期間を満たした者が死亡したとき

老齢厚生年金を受給するには、老齢基礎年金の支給要件を満たしていなければならないため、長期要件の場合、保険料納付要件を問われないのです。


関連記事

遺族基礎年金は、支給要件を満たした被保険者または被保険者であった者が亡くなった場合に、要件に該当する遺族に支給されます。 ...


支給要件を満たした第2号被保険者等が亡くなると遺族厚生年金が支給されますが、実際には、遺族も要件を問われます。 そのた...


遺族年金は、公的年金制度の三本柱のひとつです。 国民年金の場合、第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者もしくは...


公的年金制度の被保険者または被保険者であった者が亡くなった場合、支給要件を満たせば遺族基礎年金が支給されますが、遺族だったら...


遺族基礎年金の金額は、老齢基礎年金の支給額と同額です。 したがって、2022年度の遺族基礎年金の金額は、年額777,800円...



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

最新記事

年金手帳

コロナ禍の中で、安倍政権が年金改革を進めていることをご存知ですか?特に重要な年...

年金手帳

新型コロナウイルスで失業した人、一定額以上収入が減った人は、国民年金保険料の免...

年金手帳

新型コロナウイルスの影響で失業等して国民年金保険料を納められなくなった場合は、...

株価暴落

新型コロナウイルスが世界中に伝播したことにより、世界経済への悪影響が懸念されて...

シニア

厚生労働省が、2019年11月13日の社会保障審議会年金部会で、在職老齢年金の...

保険給付

年金一般

年金相談

インフォメーション