年金いくらもらえる?夫婦と一人暮らしの受給額
現在、老齢年金を受給している高齢者は当然に年金受給額を知っていますが、それ以外の人は、将来、年金をいくらもらえるか知っていますか?
おそらく、ほとんどの人が60歳以上になって初めて、真剣に年金受給額を調べるはずです。
そうではなく、若い人も今のうちから、将来、年金をいくらもらえるか知っておきましょう。
なお、以下に説明する年金額は執筆時点の金額であり、今後ますます少子高齢化が進む未来においては、この金額よりもさらに低くなること確実です。
夫婦2人(夫が会社員・妻が専業主婦)のモデルケース
厚生労働省が発表した2019年度の老齢基礎年金を含む標準的な年金額は、221,504円です。
この金額は、夫が会社員(平均標準報酬42.8万円)で40年間働き、妻が40年間に渡り専業主婦だった夫婦のケースであり、内訳は次のとおりとなっています。
【老齢基礎年金】 65,008 X 2人 = 130,016円
【老齢厚生年金】 91,488円
【老齢年金(夫婦合計)】 130,016円 + 91,488円 = 221,504円
夫婦で221,504円だと、地方であれば生活できますが、都市部で賃貸だと余裕はありません。
年金だけで生活できない場合は、老齢年金を受給しながら働く必要があるでしょう。
一人暮らしなど、その他の世帯の年金受給額
2019年度の年金額をベースに計算すると、その他の世帯が年金をいくらもらえるか分かります。
【老齢基礎年金】 65,008 X 2人 = 130,016円
【老齢厚生年金】 91,488円 X 2人 = 182,976円
【老齢年金(夫婦合計)】 130,016円 + 182,976円 = 312,992円
夫婦2人共が40年間会社員だった場合は、充実した老後を過ごせます。
【老齢基礎年金】 65,008 X 2人 = 130,016円
夫婦揃って第1号被保険者だった場合は、老齢年金だけで生活するのは苦しく、都市部にお住まいであれば、老後も働かなければならない可能性が高いでしょう。
【老齢基礎年金】 65,008円
第1号被保険者期間のみで一人暮らしなら、老齢年金だけで生活できないので、老後も働くか生活保護を受けるかになります。
実際は、職歴や給料、保険料免除などの条件により、上記の金額より上下しますが、大体の目安となるでしょう。
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